SPECIAL REPORT 2025

日本企業の「生存」と「稼ぐ力」の50年史

黒字決算率と倒産件数の半世紀(1975-2025)から読み解く、日本経済の構造変化と「大倒産時代」への予兆。

📊 激動の半世紀:倒産と黒字率の相関

過去50年間、日本企業はバブル崩壊、リーマンショック、そしてコロナ禍という3つの大きな波を経験しました。
以下のグラフは、「倒産件数(棒グラフ)」「黒字欠損率(折れ線グラフ)」の推移を示しています。 通常、景気が悪化すれば倒産が増え黒字率は下がりますが、近年はその相関が崩れつつあります。

※データソース:帝国データバンク、東京商工リサーチの公開データを基に推計・統合

1985-1990: バブル景気

倒産件数は歴史的低水準(年間6,000件台)で推移。企業の半数以上が黒字という「黄金時代」でしたが、過剰投資が後の不良債権の火種となりました。

1995-2002: 金融危機

バブル崩壊のツケが爆発。山一證券破綻などを経て、2000年代初頭には倒産が年間1万9,000件を超え、黒字率は30%を割り込みました。

2010-2019: アベノミクス

金融緩和により倒産は抑制されました。しかし、黒字率は劇的には回復せず、「低収益だが潰れない」企業の延命化が進んだ時期でもあります。

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2025年の「反動」

コロナ禍(2020-2022)では、政府の「実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)」により、倒産件数は歴史的な低水準に抑え込まれました。

しかし2023年以降、その返済開始と共に「あきらめ倒産」が急増しています。さらに物価高と人手不足が追い打ちをかけ、2024-2025年は倒産件数が再び1万件を超えるペースで推移しています。

2024年 倒産件数
10,000件超
9年ぶりの高水準
黒字企業割合(推定)
33.5%
2極化が進行中

コロナ禍の抑制と反動 (2018-2025)

※エリア(青)は倒産件数。2020-2022の極端な落ち込みは政策支援によるもの。2023年以降の急上昇は支援終了による揺り戻しを示す。

なぜ今、倒産が増えているのか?

インフレ倒産のメカニズム

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円安・資源高

輸入コスト、エネルギー価格、原材料費の高騰。

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価格転嫁の困難

下請け構造や競争激化により、コスト増を売価に反映できない。

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「持ち出し」経営の限界

内部留保の枯渇 + ゼロゼロ融資の返済開始 = 資金ショート。

倒産要因の構成比 (2024-2025年)

従来型の「販売不振」に加え、「物価高」や「人手不足」による倒産の割合が急増しています。

業種別:黒字率の明暗

円安メリットを享受できる業種と、コスト増に苦しむ業種の2極化

黒字率が高い
平均的