イーロン・マスクの最強思考法

第一原理思考

「常識」や「前例」をすべて捨て、
物理的な真実(原理)だけを積み上げる。

思考法の違い

類推思考(多くの人)

過去の経験・他社の事例
「普通はこうする」という枠
漸進的イノベーション
(10%の改善)

第一原理思考(イーロン・マスク)

物理法則・構成要素への分解
ゼロベースで再構築
破壊的イノベーション
(業界構造の転換)

圧倒的な成果の証明

SpaceX ロケット開発

「ロケットは高価で使い捨て」という常識を破壊

Before (常識)
1回 1億ドル超
98%は他要因コスト
After (第一原理)
1/10 以下
材料費は実は2%だけ

Tesla バッテリーコスト

「EVは高くて普及しない」という常識を破壊

市場価格 (2008) $600 / kWh
材料原価 (第一原理) $80 / kWh

コバルト・ニッケル等の市場価格から算出 → ギガファクトリー建設へ

思考のプロセス

1

分解 (Deconstruct)

複雑な問題を最小単位までバラバラにする。

> なぜ高い?
> なぜ必要?
> なぜ?(x15回)
2

検証 (Verify)

物理法則・絶対的真実だけに絞り込む。

> 物理的に可能か?
> 原価はいくらか?
> 前例は無視。
3

再構築 (Reconstruct)

真実の要素だけを使ってゼロから組み立てる。

= 破壊的イノベーション
(コスト1/10の実現)

今日から始めるアクション

コスト分解エクササイズ

スマホや家電の「本当の材料費」はいくら? マージンはどこにある?と推測してみる。

前提破壊ゲーム

「なぜ会議室が必要?」「なぜ9時始業?」歴史的理由ではなく、今ゼロから会社を作るならどうするか考える。

「昨日までそうだったから」は、
今日そうする理由にはならない。